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アベンジャーズかジャスティスリーグか
数年前、少なくとも私が地元富山県を離れる前後から何かと柔術界を席巻し始めていたチームが有りました。
IGLOO。
ハッキリとその名を刻み込んだのはまだ故郷、富山県に生活の根を下ろしていた頃。
出稽古の度に御世話になっていた地元富山県を代表するMMA・柔術チームだったクラブbarbarianの山中健也さんが故郷を離れると聞いた時でした。
初めてbarbarianにてお会いした山中健也さんはまだ当時僕と同じ紫帯を巻いていたのですが、既に代行指導されていて、柔術技術の引き出しの多さとビデオテープなら擦り切れるだろうくらいの打ち込みの反復を繰り返す様子に驚かされたものでした。
アッという間に茶帯に昇帯、黒帯を掴んだと思ったら柔術一本で生計を立てる為に上京を決めた行動力。
…まあ、山中さんは世界王者のルーカスレプリにダイレクトメッセージを送って、現地に住み込んで海外武者修行してたのもリアルタイムで目の当たりにしていたので、強くなる人は先ず即行動に移すのは共通項なのでしょう。
そんな山中健也さんから聞いた上京先のチームがIGLOOでした。
少し話が変わって、僕が富山県で試合した思い出深い強豪が2人いました。
1人は今やアダルト黒帯で全日本を制したカルペディエム広尾インストラクターのホベルチオダ先生。
そしてもう1人が今やrizinの舞台でもトップコンテンダーとして活躍するイゴールタナベ選手でした。
富山県で御世話になっていた地元所属チームtricksterの杉本代表に元ムンジアル青帯王者と戦える滅多に無い機会だと強い後押しを受けての出場でしたが、階級別は24-0、無差別はちょっと頑張ってそれでも12-0の完封負けでした。
ただ、今現在のイゴール選手の活躍ぶりを思えば一本を奪われ無かっただけでも充分な敢闘だったと心から思います(笑)
そんなイゴール選手もIGLOOに加わったと聞いた時は改めて柔術虎の穴の思いを強く印象付けたものでした。
そして、岩本健汰選手、米倉大貴選手、マイケ大浦選手、山本博斗選手…
まさにコラムタイトル通りの柔術&グラップリング界のアベンジャーズかジャスティスリーグか。
まさにIGLOOインストラクターに名を連ねる事自体が今やアメコミヒーローのような強さの指針とも言える事実かもしれません。
そしてそんなシネマティックユニバースに名を連ねた愛知県出身柔術ファイターが田中大成先生です。
今回の田中大成先生のテクニックテーマはサンパウロパス。
フルガード状態から脇差しでクローズドガードをブチ破ってハーフガードまでワープしてしまう正にアメコミヒーローのような必殺技です。
かつての大晦日の英雄ならばこう言うでしょう。
『判定? ダメだよアドバン取らなきゃ』