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名古屋 / ホープ / コラム 2024.10.06

SJJIF WORLD 2024を終えて(インストラクター編)

カルペディエムNAGOYAインストラクターの五十里です。

カルペディエムHOPE、NAGOYAの老若男女、柔術のカテゴリ風に言えばマスターもアダルトもジュニアもキッズもたくさんエントリーされていました。

SJJIF主催で初の日本開催、何とそれが我々のホームタウン愛知県で行われると有れば参加しない訳には行かないだろうの心意気で、私自身はSJJIF系は恐らく6年振りの参加でした。

中でも、およそ数ヶ月も前からアマゾン先生は今大会に向け、山口徹さんとのマンツーマンフィジカルレッスンに始まり、孤独にたった一人から始めた階段ダッシュ、名大柔道部主将の杉山潤さんとの柔道打ち込み…などなどこの大会に懸ける意気込みの熱量は言わずもがなで周囲の僕たちに伝播していったのでした。

有志で階段ダッシュを共にするメンバーさんたちは日を追うごとに増えていき、HOPEでは吉本先生がHOPEコンペティションクラスを独自に開催、NAGOYAではアマゾン先生主催のコンペティションクラスが開始され、強度もレベルも高い練習環境を私自身も共有させて頂きました。

TOKKUMI柔Editionには参加者側としても私だけが参加していましたが、本番のカルペディエムカップはインストラクター陣は総出で運営側として参加。レフェリー業務に神経も擦り減らしもしましたが、どこか2024年前半のお祭りイベントというのが終わってみての雑感でしたね。

であるなら間違い無く2024年後半のクライマックスイベントはこのSJJIF WORLD2024と言えるでしょう。カルペディエムオープン直後の帯授与式でアマゾン先生より黒帯を授かった僕にとっても、黒帯デビュー戦という位置付けでした。

ノーギ種目の初日から始まったSJJIF WORLD2024。

幸先良く、NAGOYAのメンバー様が無差別で二階級上の対戦相手を物ともせず、何と見事に優勝。

そして今年からいよいよマスター4の年齢カテゴリに突入した僕は2日目に登場。初戦はNAGOYAにビジターにも来て頂いていたお相手で、とんでも無い怪力の持ち主だという事前情報は共通の盟友、そして遠距離NAGOYAメンバーの松尾さんからも聞いていました。組んだ瞬間に噂に違わぬ組み力で『黒帯、甘く無いな』と。

でもタイミング良く牛殺しが決まり、そのままサイドフロントチョークで一本勝ち。

勢いを駆って、臨んだ準決勝は一瞬の隙を突かれてバックテイクでいきなり4点のビハインド。

必死で締めから逃れ、残り30秒を切った状態から意地でバックテイク奪い返して4-4サドンデスへ。試合開始前にどこからか聞こえた『五十里先生頑張れー』のカルペキッズの声援が僕をギリギリの所で奮い立たせてくれたのかもしれません。

結果、サドンデスでテイクダウンされ、残念ながら決勝へは進めませんでした。

舞台演出でまるでMMAのビッグプロモーションのような入場に彩られて迎えられるのが黒帯の決勝だけの特典。

そのレーザー光線をまとって無差別階級決勝の舞台に上がったのが我等がアマゾン先生でした。

 

アマゾン先生のトッププレッシャーに耐え切れず、対戦相手は脚を痙攣して繊維喪失レフェリーストップ。決勝込みで4試合を勝ち抜き。

賭けてきた思いと努力は結果も裏切りませんでしたね。凄いと思うし、『よし、俺も同じように』なんて僕なんかが簡単に書けない、言えないくらいの圧倒です。

次の日、3日目はHOPE吉本先生と、今度は階級別のアマゾン先生が連日で登場。

通常勤務だった僕は今池のインストラクター業務の合間にSJJIF WORLD2024のオンラインのトーナメント表をリロードしまくり(笑)

吉本先生が2回勝ち抜いてメダル確定させた時は『凄い!』と思わず声が漏れました。

準決勝の対戦相手はカルペディエム久留米の高橋謙人先生。僕がこの仕事始めたばかりの頃にNAGOYAに練習来て頂いて、ご縁から教則も購入させて頂いて、僕のインストラクションの遠距離先生。カルペディエムカップでは目の前で拙いレフェリングで目の当たりにしたボトムからのラペルテクニックのイメージが強かったのですが…

吉本先生とまさかのテイクダウンド突き合いの一進一退の削り合いだったと聞いて驚きました。

僕も吉本先生も、決勝舞台に少し手が掛かりながらも3位。ただ、確実に言えるのは柔術を生業として働き始めて、日常的にアマゾン先生と組ませて貰う毎日で確実に強さを引き上げて貰ったのだと思う。

さて、そのアマゾン先生は3日目の階級別でも4試合を勝ち抜いて、何と世界二冠の快挙を達成。

人間を超越したような生き物…のように感じるけど、結局は懸けてる過程を近くで垣間見ているからこそそんな単純な話では無い事も知っている。

ほぼ、同世代の僕たちの憧れの柔術先生は、やっぱり今日も頭と身体を使って1ミリでも進化すべくと試行錯誤されているのです。

次回はメンバー様の活躍に焦点を当ててコラムを紹介しようと思っています。

 

 

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